2027年夏頃、福岡空港の国内線ターミナル横に新しいランドマークが誕生します。既存の国内線ターミナルビルと一体となり、商業施設やホテル、バスターミナルなどの機能を併せ持つ、地上11階建ての巨大複合施設です。
この施設の開業により、福岡空港は「旅する空港」というコンセプトのもと、飛行機を利用しない方でも気軽に立ち寄れる、地域に開かれた空間へと生まれ変わります。現在の国内線ターミナルビルと合わせると、商業エリアは約270店舗、商業面積は約20,000㎡と、国内の空港でも最大級の規模になる予定。
本記事では、そんな注目の「福岡空港国内線の複合商業施設」について、現時点で分かっている情報を分かりやすくお伝えします!

福岡空港国内線 複合商業施設|フロア
「旅する空港」をコンセプトに、訪れる人々にさまざまな「旅」の形を提供するこの複合施設は、国内線ターミナルビル(地下2階~地上5階)に隣接し、地上1階から地上11階までの構成となります。
気になるフロア構成は、以下のようなコンセプトで展開される予定です。
4F:アジアの熱気を旅する
日本最大級となる約8,000㎡のアジアンフードフロアが誕生!40店舗を超えるアジア各国の飲食・食物販店が集まります。異国情緒あふれる空間で、本格的なアジア料理を気軽に楽しめます。レストランやフードコート、横丁など、様々なスタイルで新しい食体験を提供します。

3F:日本を旅する
日本のキャラクター雑貨や体験型コンテンツのフロアです。国内外問わず、多くの方が楽しめる賑やかな空間で、日本のポップカルチャーを発信します。
2F:福岡・九州を旅する
出発ロビーと接続するこのフロアは、福岡・九州を中心とした食料品や工芸品などのお土産エリアです。ライブ感あふれる「食べ歩きグルメゾーン」も新設され、出来立ての味をその場で楽しめます。
1F:旅と日常をいろどる
到着ロビーと接続するフロアで、旅の準備に役立つトラベルグッズやサービス店が並びます。地域の方が普段使いできるスーパーマーケットなども入る予定で、日常にも寄り添うラインナップとなります。
5F~11F:ホテル
複合施設の高層階には、空港直結型ホテル「ソラリア西鉄ホテル福岡エアポート(仮称)」が入ります。7タイプ全165室が計画されており、上層階からは滑走路の景色を一望できる客室も。サウナ付き大浴場やフィットネスも併設され、ビジネスや観光、多様なニーズに対応する快適な宿泊を提供します。
その他にも、1階には路線バスや高速バスの新たな乗車拠点となるバスターミナル、2階には国内線・国際線連絡バスの乗降場が整備され、空港のアクセス利便性も大きく向上します。

福岡空港国内線 複合商業施設|開業に向けて街の声・口コミ
新しい福岡空港国内線複合施設の開業に向けて、地元福岡や九州各地の方々からは様々な声が寄せられています。その一部をご紹介しましょう。
空港がもっと身近に!普段使いにも期待
新施設には約180店舗が加わり、スーパーや飲食店など普段使いできるお店も充実する予定です。
「旅行の前後だけでなく、普段から空港を利用したくなる」といった声が上がっており、空港が買い物や食事を楽しめる日常のレジャースポットになることへの期待が高まっています。
福岡の新しい顔、ランドマーク誕生にワクワク!
11階建ての新たな建物は、空港エリアの景観も大きく変えそうです。
「福岡空港が新しいランドマークになるのが楽しみ」「観光で来る人だけでなく、地元の人も楽しめる施設にしてほしい」といった意見も多く、福岡の玄関口にふさわしい、地域のシンボルとしての役割に期待する声が目立ちます。
交通の便がさらに良くなるのは嬉しい!
1階にバスターミナル、2階に連絡バス乗降場が整備されることで、空港へのアクセスがより便利になる点を歓迎する声も多いです。
「天神や博多駅からの移動がもっと楽になりそう」「屋内で快適にバスを待てるのが助かる」と、利便性向上を評価する意見が寄せられています。
空港利用者以外も気軽に立ち寄れる場所に
「飛行機に乗らない人でも行きやすい雰囲気にしてほしい」「地元のイベントやマルシェなど、地域とつながる取り組みも増やしてほしい」といった、地域住民の交流拠点としての機能を求める声も聞かれます。
地元の魅力をもっと発信してほしい!
「全国チェーンばかりでなく、福岡や九州の個性的なお店もたくさん入れてほしい」「福岡らしい食や文化を体験できる場になると嬉しい」と、地域色を活かした施設運営を望む声も根強くあります。
地元ならではの魅力発信への期待が高いようです。
このように、福岡空港の新複合施設には、開業前から大きな期待が集まっています。一方で、「施設が大きくなりすぎて混雑しないか少し心配」「交通渋滞が悪化しないか気になる」といった懸念の声も聞かれ、今後の施設運営やアクセス対策に注目が集まります。

まとめ
いかがでしたか?福岡空港国内線複合施設は、2027年夏頃の開業に向けて着々と準備が進んでいます。
「旅する空港」というコンセプトのもと、商業施設、ホテル、バスターミナルなどが一体となったこの施設は、ショッピングやグルメ、宿泊、そして移動手段の拠点として、多様なニーズに応えることが期待されています。
特に、日本最大級のアジアンフードフロアや日本のキャラクター・体験型コンテンツ、福岡・九州の食と土産物など、個性豊かな商業エリアは大きな魅力となりそうです。
福岡空港は、この新しい施設の開業により、福岡の玄関口としての機能はもちろん、誰もが気軽に立ち寄れる、地域に開かれた魅力的なスポットへと進化します。
施設名 | 福岡空港国内線複合施設 及び 既存ターミナルビル増改築工事(施設名称は今後発表される可能性あり) |
開業日 | 2027年夏頃(予定) |
場所 | 福岡空港 国内線エリア |
延床面積 | 複合施設:約40,000㎡、国内線ターミナルビル:約128,000㎡、合計:約168,000㎡ |
階数 | 地上11階 |
主要用途 | 商業施設、ホテル、バスターミナル機能、空港機能 ほか |
設計監理者 | 梓設計・隈研吾建築都市設計事務所・西日本技術開発共同企業体 |
施工者 | 大成建設株式会社 |
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